妄想性障害で障害基礎年金2級 50代男性のケース
仕事中のケガにより長期間休業後、クビに。次第にふさぎ込むようになり妄想を訴えるように。
仕事中に事故に巻き込まれ長期間休業しなければならなくなり、契約を打ち切られて退職。
リハビリをして患部であった足の回復はなされたが事故前と同様の動きをすることはできなくなった。
その頃から徐々にふさぎ込むようになり受診するも、次第に大男に襲われる、殺されるとの妄想を訴えるようになった。
突如、誰かの名前を叫び外に出たり、夢遊病のように夜中に外に出て行ったり、部屋の片隅で泣きながら許しを乞うたりと、常軌を逸した状態となり入院。
十分に休養を取り回復させるために、家族の方が相談に見えた。
この男性のケースのポイント
- 相談に見えた頃がちょうど障害認定日から少し過ぎた時であったので、速やかに診断書作成を依頼する必要があった。
現在の妄想の状態を詳細に聞き取り、迅速に医師に診断書作成を依頼
障害認定日請求は、障害認定日から3か月以内の診断書によって申請しなければならないところであるが、相談に見えた日が障害認定日から間もなく3か月を迎える頃であった。
そのため、現在の妄想の状態を詳細に聞き取り、迅速に医師に診断書作成を依頼した。
総括
申請からわずか2か月で障害基礎年金2級で認定を受けることができた。
障害年金の支給決定までは、障害基礎年金で約3ヶ月~6ヶ月、障害厚生年金で約3ヶ月半~6ヶ月かかります。
障害の状態が重いほど、早く受給したいわけですから、迅速な行動が必要となります。
社労士は何度も申請を経験しているのでスピーディな対応が期待できます。