高血圧症で障害年金がもらえるか。
松野 道夫が答えるQ&A
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57才男性会社員。
数年前、勤務先の血圧器で上190〜200を測定。その後倦怠感、下肢のむくみなどの自覚症状が現れ、内科を受診し「高血圧症」と診断された。
高血圧症で障害年金がもらえますか。
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〇本回答は2020年3月時点のものです。
〇高血圧症についても認定の対象とされていますが、単に高血圧のみでは認定の対象とはなりません。
高血圧症とは
高血圧症とは、おおむね降圧薬非服用下で最大血圧が140mmHg以上、
最小血圧が90mmHg以上のもの
高血圧症による障害について
高血圧症による障害の程度は、自覚症状、他覚所見、一般状態、血圧検査、血圧以外の心血管病の危険因子、脳、心臓および腎臓における高血圧性臓器障害ならびに心血管病の合併の有無及びその程度など、眼底所見、年齢、原因(本能性または二次性)、治療および症状の経過、具体的な日常生活状況を十分考慮し、総合的に認定されます。
〇高血圧症による認定基準は以下の通りです。
高血圧症の認定基準
【1級】
- 悪性高血圧は1級と認定する。
悪性高血圧とは、次の条件を満たす場合をいう。
- 高い拡張期性高血圧(通常最小血圧が120mmHg以上)
- 眼底所見で、Keith-Wagener分類3群以上のもの
- 腎機能障害が急激に進行し、放置すれば腎不全にいたる。
- 全身症状の急激な悪化を示し、血圧、腎障害の増悪とともに、脳症状や心不全を多く伴う。
【2級】
- 1年内の一過性脳虚血発作、動脈硬化の所見の他に出血、白斑を伴う高血圧網膜症を有するもの
【3級】
- 頭痛、めまい、耳鳴り、手足のしびれ等の自覚症状があり、1年以上前に一過性脳虚血発作のあったもの、眼底に著明な動脈硬化の所見を認めるもの。
- 大動脈解離や大動脈瘤を合併した高血圧は3級と認定する。なお、症状、具体的な日常生活状況等によっては、さらに上位等級に認定する。
〇今後、高血圧症によりその他の障害を合併した場合は、認定が得られる可能性も考えられます。
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