妹が統合失調症ですが、初診の病院に当時のカルテがもうありません。

本回答は2020年11月時点のものです。

高校2年生の時に統合失調症と診断されたことが証明できれば、

20歳前傷病の障害基礎年金の申請となり、保険料納付要件は問われません。

その時の病院のカルテは廃業されているとのことですので、

初診を証明することに困難が遠ないます。

しかし初診日を証明する書類が添付できない場合であっても、

初診日を合理的に推定できるような一定の書類により、

本人が申し立てた日を初診日と認めることができます。

具体的に、次の場合には、審査の上、

本人の申し立てた初診日が認められます。

1. 初診日について第三者（隣人、友人、民生委員など）が証明する複数の書類がある場合
2. 初診日が一定の期間にあることを示す参考資料が提出され、保険料納付要件など一定の条件を満たしている場合（今回は20歳前初診日の為納付要件は問われません）
3. 請求の5年以上前に医療機関が作成した資料（診療録等）に請求者申立ての初診日が記載されている場合

※第三者（三親等以内の親族は認められません）による確認項目は、以下の通りです。

• 発症から初診日までの症状の経過
• 初診日頃における日常生活上の支障度合い
• 医療機関の受診契機
• 医師からの療養の指示など受診時の状況
• 初診日頃の受診状況を知り得た状況　など

病院のカルテはなくとも通院等の事実を機械上に記録したサマリーや診察券があれば、

初診日を証明するのに参考となる書類となる可能性があります。

初診日は、請求人が参考資料等によりできる限り証明をし、保険者が認定するものとなっています。

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