「聞こえ」がさらに悪くなりました。障害年金は何時の分からもらえますか?

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「聞こえ」がさらに悪くなりました。障害年金は何時の分からもらえますか?

阿部 久美が答えるQ&A

阿部 久美

30歳の主婦です。

中学校の時にムンプス難聴となり左耳が聞こえなくなりましたら。治ることはなく、将来は右耳の聞こえにも

問題が出てくるかもと言われていた通り、ここへきて右耳の聞こえも悪くなりました。

障害者手帳を申請したら3級でした。

障害者年金も請求してはと言われています。

今の状態でもらえますか?もらえるとしたら何時からですか?

回答は2020年10月現在のものです。

 

ご質問者様の場合、手帳が3級になったとのことです。

聴覚障害3級の基準は両耳の聴覚レベルが90デシベル以上のものとなっています。

一方、障害年金の認定基準は以下の通りです。
 

聴覚障害の認定基準

【1級】

  • 両耳の聴力レベルが100デジベル以上のもの

【2級】

  • 両耳の聴力レベルが90デジベル以上のもの
  • 両耳の平均純音聴力レベル値が80デジベル以上で、かつ、最良語音明瞭度が30%以下のもの

【3級】

  • 両耳の平均純音聴力レベル値が70デジベル以上のもの
  • 両耳の平均純音聴力レベル値が50デジベル以上で、かつ、最良語音明瞭度が50%以下のもの
  • 一耳の平均純音聴力レベル値が80デジベル以上で、かつ、症状が固定していないもの

【障害手当金】

  • 一耳の平均純音聴力レベル値が80デシベル以上で、かつ、症状が固定しているもの

両者を比べ合わせると障害基礎年金2級に該当する可能性が高いと思います。

次に何時の分から請求が可能かということです。
ご質問者様の場合、20歳の誕生日時点の診断書を取得することができれば、さかのぼりの請求が可能となります。

20歳の時点で通院し、現在もカルテが残っている場合は、診断書の取得は可能でしょう。

しかし20歳の時点で通院していない、もしくはカルテが残っていないなどの場合は、診断書の取得ができず、20歳の時点へのさかのぼりの請求は困難となります。

また診断書が取得でき、さかのぼりの請求ができたとしても、20歳の時点の障害の状態が2級以上に該当しない場合は、認定を得ることはできません。

 

さかのぼりの請求が困難であっても、今後の分の請求(事後重症請求)は可能です。是非ご検討ください。

 

弊所では、初めて受診した日の特定から、受給の可能性があるかの判断、どのように申請作業を進めるか、そして申請、受給までフルサポートを行っております。

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障害年金の申請について

ご自身で書類をしっかり準備したつもりが、症状に合った等級が認められないケースや、不支給となるケースが見受けられます。

このようなことを防ぐためには専門知識が必要となりますが、そうなると社労士に相談するか関連書籍を参照しなければなりません。

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審査を受ける機会は、1回の申請につき不服申立て(審査請求、再審査請求)を含めて3回です。

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