統合失調症で基礎年金2級が決定した受給例

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統合失調症で基礎年金2級 のケース

徳島県の社労士:阿部 久美が担当した統合失調症による障害年金の受給事例

幻聴、不安・焦燥、自責的、希死念慮

「知っている人が死んだ」「死んだほうが良い」「結婚なんかしない方が良い」「子どもが何か言っている声がする」という幻聴がある。
不安、焦燥感が強く、自分を責める傾向が強い。そのため、自責的になって希死念慮を生じやすい。

このケースのポイント

  1. 初診は10年以上前で病歴は長い。

    10年以上前に発症、最初の診断はうつ病。

  2. 初診日の証明はとれるか?

    10年以上前の初診、それも受診は1回のみであったがカルテは保管されていた。

  3. 請求日時点では休職中で傷病手当受給中。

    初診時は国民年金で障害基礎年金の請求の為、受給が決定しても調整はなし。

  4. 希死念慮もあり早急な決定を。

    一日も早い決定がご本人を力づける。

迅速な対応と処理

初回の面談でサポート実施が決まり、その場で、発病後の経緯と現在の社会生活と日常生活上の制約を細かく聞き取り、4日後には初診日の証明である「受診状況等証明書」と「診断書」作成依頼一式を用意しご本人へ送付。

「受診状況等証明書」は3日で、診断書は3週間足らずで取得頂き私の手元へ。診断書の日常生活能力の判定平均と評価は3-4であり精神障害等級判定ガイドラインの目安に当てはめると2級そのもの。

仕事は休職中であり日常生活においては障害者生活支援事業所から家事援助を受けていたため、早急に請求一件書類を作成提出。

総括

請求後、2か月余で、2級の決定。

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