徳島市在住、腎臓移植を受けた場合の障害厚生年金についてのお問い合わせ。
阿部 久美のブログ
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今日は徳島市にお住まいの方から「腎臓移植を行うことができたのですが、障害厚生年金はいつまでいただけるのでしょうか?」というお問い合わせを頂きました。
ご相談者様はは2年前から人工透析を受けており、障害厚生年金2級を受給しておられるそうです。
「3か月前に腎臓移植を行うことができたのですが、半年後に更新の診断書を出さなければなりません。この場合、障害厚生年金はいつまでいただけるのでしょうか?」というお問い合わせです。
障害年金を支給されている方が腎臓移植を受けた場合は、臓器が生着し、安定的に機能するまでの間を考慮して術後1年間は従前の等級とされます。
そのため、ご質問者様の場合も、次の更新では従前の等級(障害厚生年金2級)になるでしょう。
さらに次の更新がいつになるかは現時点では分かりかねますが、もし次の更新が1年後なのであれば、1年間は支給されるでしょう。
なお、術後1年以上経過した後は、術後の症状、治療経過、検査成績及び予後等を十分の考慮して総合的に等級が認定されます。
状態が安定し、障害等級に該当しなくなった場合は、支給停止になります。
また、状態が安定せず、検査成績等に異常がある場合は、次の認定基準により等級が認定されます。
腎疾患の認定基準
【1級】
- 以下1〜2を満たすもの
- 内因性クレアチニンクリアランスが10ml/分未満または、血清クレアチニンが8mg/dl以上
- 身のまわりのこともできず、常に介助を必要とし、終日就床を強いられ、活動の範囲がおおむねベッド周辺に限られるもの
【2級】
- 以下1〜2を満たすもの
- 内因性クレアチニンクリアランスが10ml/分以上20ml/分未満または、血清クレアチニンが5mg/dl以上8mg/dl未満
- 歩行や身のまわりのことはできるが、時に少し介助が必要なこともあり、軽労働はできないが、日中の 50%以上は起居しているもの、または、身のまわりのある程度のことはできるが、しばしば介助が必要で、日中の 50%以上は就床しており、自力では屋外への外出等がほぼ不可能となったもの
- 人工透析療法施行中のもの
【3級】
- 以下1〜2を満たすもの
- 内因性クレアチニンクリアランスが20ml/分以上30ml/分未満または、血清クレアチニンが3mg/dl以上5mg/dl未満
- 歩行や身のまわりのことはできるが、時に少し介助が必要なこともあり、軽労働はできないが、日中の 50%以上は起居しているもの、または、軽度の症状があり、肉体労働は制限を受けるが、歩行、軽労働や座業はできるもの
- 以下1〜3を満たすもの
- 尿蛋白量が3.5以上を持続する
- 血清アルブミンが3.0g/dl以下または血清総蛋白が6.0g/dl以下
- 歩行や身のまわりのことはできるが、時に少し介助が必要なこともあり、軽労働はできないが、日中の 50%以上は起居しているもの、または、軽度の症状があり、肉体労働は制限を受けるが、歩行、軽労働や座業はできるもの
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