徳島市在住、永久肛門となった方からのお問い合わせ。
阿部 久美のブログ

今日は徳島市にお住まいで、永久肛門となった方からお問い合わせを頂きました。
ご相談者様は30歳の時に潰瘍性大腸炎と診断されたそうです。
診断当初から会社に勤めており、現在も在籍しておられ、リモートワークにしてもらっているため、なんとか在籍しておられるとのことです。
「現在35歳で肛門を閉じで永久肛門になっています。この場合、障害厚生年金が永久にもらえるのでしょうか?」というお問い合わせです。
ご質問者様の場合、障害厚生年金3級が認定される可能性が考えられます。
ただし、永久認定になるかについてはお答えいたしかねます。
障害年金は、多くの場合1〜5年の有期認定となっています。
切断による障害等、今後障害の状態が変化する見込みがないものについては、永久認定がなされる場合がありますが、精神疾患や内部疾患など、服薬などによって状態が変わる可能性が考えられるものについては、原則としてなされません。
ご質問者様の場合、永久認定となる可能性も考えられますが、いつ、どのような状態であれば永久認定になるかについては明確に決まっていません。個々の事案ごとに決定されます。
人工肛門を造設したものは原則として3級と認定されます。
また、人工肛門を造設してもなお状態が悪い場合は、全身状態、術後の経過及び予後、原疾患の性質、進行状況等により総合的に判断し、さらに上位等級に認定される場合があります。
人工肛門を造設したものの障害年金2級の認定について
- 人工肛門を造設し、かつ、新膀胱を造設したもの又は尿路変更術を施したもの
- 人工肛門を造設し、かつ、完全排尿障害(カテーテル留置又は自己導尿の常時施行を必要とする)状態のもの
上記をご参考いただき、障害厚生年金の請求についてご検討されてはいかがでしょうか、とお話ししました。
お気軽にお問合せください。
障害年金は国の施しではありません。国民の権利です。
煩雑な手続きを代行し、権利を行使するお手伝いをしっかりさせていただきます。
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