障害年金請求者を戸惑わせるような対応は是正を!(2)
阿部 久美のブログ

障害年金を請求され、その決定を待っておられる方々は切実で身を切るような不安感をお持ちです。障害年金を受給できるかどうかで、これからの生活は大きく変わってくるからです。
日本年金機構の事務処理に誠実さや配慮と言ったものを求めるつもりはさらさらありませんが、切実な思いで決定を待っている請求者の心情をもてあそぶような対応だけはせめて是正してほしいと、4月4日のブログに書きました。残念ながらその思いが届くことはないようです。残念な続報をお伝えします。
今までの経緯を簡単に振り返りますと
・請求提出から6ヵ月を要し、3月半ばに年金証書が送られてくる。内容は障害認定日に遡っての2級。
・年金事務所に確認したところ支払い開始は4月13日予定。この時点で金額詳細は未定。
・年金事務所より連絡があり、請求日時点で等級は3級となるため、近日中に支給額変更通知書が発送される予定であり、その為4月13日の支給開始はなく、早くて5月15日になるとのこと。因みに3級の年金額は2級の3分の1以下。
ここまでが、4月4日にお話しした内容です。送られてきたのは2級の年金証書のみで、請求日時点での等級が変更になる可能性があるなどという事には一言も触れられていません。
・4月9日に支給額変更通知書が送られてきました。作成日は4月5日です。3級への変更通知かと思って内容を確認しましたがそうではありません。一昨年、加算の対象になっていたお子様のお一人が18歳になられ、その影響で昨年4月から加算額が減るという通知でした。
・この通知をご覧になったご本人は「3級への変更は間違いで2級のままかしら」と思われたと言います。そう思われるのも無理ありません。
・再度年金事務所に確認したところ、やはり請求日時点(昨年9月)で3級に等級変更されており、これからさらにもう一通の支給額変更通知書が送られる予定とのこと。
如何でしょうか?一度、請求の結果を待っている立場に立って、この経緯を眺め、味わってください。
年金機構側に請求者を愚弄する意図はなく、機械システムとマニュアルに沿った処理をしているのだろうと思います。まずそこに一つの問題があります。
さらに機械システムとマニュアルに沿った処理とはいえ、すべてが自動化されているわけではなく、そこには担当者という人間が介在しているはずです。その人間が一連の経緯をみれば、どういう対処が求められるかはすぐにわかるはずです。工程管理が全く行われていないと言わざるを得ません。
「血の通った」対応など望むべくもありませんが、せめて請求人の「余分な血を流さない」対応は必須だと思います。
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