脊髄損傷治療二つの再生医療進む
阿部 久美のブログ

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表記の見出しの記事が今日の新聞に載っていました。脊髄損傷は脊柱に強い外力が加えられることにより脊椎を損壊し、脊髄に損傷を受ける病態です。国内では毎年5000人があらたになり、患者は10万人以上と言われています。
脊髄が完全に離断し、神経伝達機能が完全に絶たれてしまうと、損傷部位以下は「動かない、感じない」という状態になってしまいます。
当然障害年金の受給対象であり、両足に麻痺があり歩行ができない場合等は下肢の機能の障害の認定基準が適用され、下肢だけにとどまらず上肢や体幹・脊柱などの広範囲にわたる場合には肢体の機能の障害の認定基準が適用されます。
いずれにせよ日常生活への制限は大変重大であるだけに、運動や知覚のわずかな機能改善でも当事者の生活には大きな影響があります。
今回紹介されていたのは自分自身の幹細胞を使って作った製剤を静脈に点滴で注入する方法と、他人由来のiPS細胞を神経のもとになる細胞に変化させ損傷部に注射する方法です。前者は既に製剤化され公的医療保険の適用を受ける見通しであり後者は暫く臨床研究が続けられるそうです。
例え脊髄損傷という事態になっても、障害年金で生活を維持しながら今回紹介された再生医療のような先端的医療を利用し、徐々に機能回復を図りながら、今できる範囲で就労等の社会参加を図るという社会を、更に前進させたいものです。
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障害年金は国の施しではありません。国民の権利です。
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