日経新聞「心の健康学」より
阿部 久美のブログ

今日の日経新聞に掲載の認知行動療法研修開発センター大野裕先生の「困りごとを乗り越える力」という記事が大変印象的でしたので、そのまま紹介します。
先週紹介したベック先生の誕生日と前後して、10月16〜17日に開催されるリカバリー全国フォーラムの案内が開始された。
これは、精神疾患を持つ当事者や家族を中心としNPO法人地域精神保健福祉機構(コンボ)が主催する集まりだ。リカバリーという英語は回復と訳されることが多いが、精神疾患に関しては必ずしも正確ではない。
今の精神医学の現状では、精神疾患を全て回復に導くことは難しい。精神症状を抱えたまま生活しなければならない人が少なくない。精神症状を抱えながらも自分らしく生きていくために様々な工夫をしている。
そうした工夫を持ち寄ってお互い助け合う目的で開催されるのがリカバリー全国フォーラムだ。
精神疾患は一生のうち3割近くの人がかかる病気だ。生じる問題を、一人で何とかしようと考えてもうまくいかないことが多い。一人で頑張りすぎて孤独感が強まり、さらに症状が重くなることさえある。お互いに工夫について語り合い助け合う場を作ろうとして、コンボは『心の元気+』という月刊誌を発行したり『こんぼ亭』という集まりやフォーラムを開催したりしている。
コンボのことを紹介しようと考えたのは、ベック先生が様々なハンデキャップを抱えながら自分の持っている力を生かして社会に貢献しようとしている姿が、精神症状を抱えながら社会に向けて活動しているコンボの人たちの姿に重なって見えたからだ。人間は誰でも困りごとを持っている。しかし、それを乗り越える力も持っている。
(藤原の注…文中に登場するベック先生は今年100歳になる米国の医学者、精神科医で認知行動療法の創始者として知られる。大野教授の恩師)
「精神症状を抱えながらも自分らしく生きていくために様々な工夫をしている。」というくだりがありますが素晴らしい、尊いことだと思います。
そして私は、障害年金の請求という仕事を通じて、些かなりとも、精神疾患を持つ当事者や家族の方々を応援したいと思います。
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