強直性脊椎炎 新薬に期待
阿部 久美のブログ

先日の新聞に「強直性脊椎炎 新薬に期待」という記事が載っていました。強直性脊椎炎は進行すると前かがみのままの姿勢になってしまう原因不明の病気で、厚生労働省の指定難病271とされています。
病状が進むと次第に背骨の動きが悪くなり、骨が固まって動かなくなる「強直」という状態になります。靴下をはいたり、上を見上げたり、手を伸ばして物をとるといった動作が難しくなり、前を向いての歩行が難しくなる場合もあります。
国内での患者数は推定で約3万人、男女比は約3対1で男性に多く、10代から20代の成長期や働き盛りの年代に発病する患者が大半を占めるとのことです。
強直性脊椎炎も障害年金の認定対象であり脊柱の機能の障害として以下の基準で認定されます。
【2級】日常生活における動作が一人でできるが非常に不自由な場合又はこれに近い状態
※日常生活における動作は、おおむね次の通りです。
ズボンの着脱(どのような姿勢でもよい)
靴下を履く(どのような姿勢でもよい)
座る(正座、横座り、あぐら、脚投げ出し)
深くおじぎ(最敬礼)をする立ち上がる
【3級】脊柱の機能に著しい障害を残すもの、つまり、脊柱又は背部・軟部組織の明らかな器質的変化のため、脊柱の他動可動域が参考可動域の2分に1以下に制限されたもの
【障害手当金】脊柱の機能に障害を残すもの、つまり、脊柱又は背部・軟部組織の明らかな器質的変化のため、脊柱の他動可動域が参考可動域の4分の3以下に制限されている程度のものや頭蓋・上位頸椎間の著しい異常可動性が生じたもの
根治療法は現段階ではなく、国内で今まで長く使われてきた薬は効果が不十分であったり、消化器の障害などの副作用で治療を継続できないケースもあったようです。昨年12月に新たな生物学的製剤「セクキヌマブ(商品名コセンティクス)が厚生労働省の承認を受け、強直性脊椎炎に使われるようになり多くの患者で効果を発揮しているとのことです。
働き盛りで発症することが多い病気だけに、新薬での治療と障害年金制度による生活サポートが大変重要です。
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