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「がん社会を診る」から

阿部 久美のブログ

日経新聞夕刊に東京大学病院准教授中川恵一氏が毎週書いているコラムがあります。昨日の内容が大変心を打ちましたので全文掲載します。

働き盛りの死 ダメージ大きく
1年間にがんと診断される日本人は101万人に上り、38万人近い人がこの病気で命を落としています。がんは死因のトップで、全体の3割弱を占めています。死亡数は85年の2倍にもなっています。がん死亡が増えている最大の理由は高齢化です。がんは遺伝子の老化と言える病気ですから、年齢とともに増えていきます。高齢化の影響を除いた「年齢調整がん死亡率」は年々減少しています。さて、年代別では、男性は10〜44歳は自殺が死因のトップですが、それ以外のほとんどの年代ではがんが死因の1位を占めます。女性でも、自殺がトップの10〜34歳を除くとほとんどの年代で、がんが死因の一位です。がんが死因に占める割合は、20代では1割前後で、その後、年齢とともに高くなっていきます。男性では65〜69歳がピークで、この年代では。がん死亡は死因全体の半分弱を占めます。女性では55〜59歳がピークで、死亡の6割近くががんによるものです。女性の方が若い年代にピークが来る理由は、乳がんは40代後半、子宮頸がんは30台に最も多いからです。がんで死亡する割合は、男性では70代以降、女性では65歳以降は低下していき、100歳以上になると1割にもなりません。心臓病、肺炎、脳卒中、老衰といった、がん以外の病気が原因で死亡する割合が高くなるからです。がんによる死亡数は年齢とともに増えるのは確かですが、がんが死因になる割合は65〜70歳からは減り続け、他の病気で死ぬ確率が高まってくるというわけです。死因としてのがんは、中年から70歳前後までの年代で比率が高いのです。がんは働き盛りで家計を支える患者を襲います。もちろん、家族にも大きなダメージになります。私も義理の妹を48歳の若さで、大腸がんで亡くしました。50歳の死亡と100歳での死亡では、家族に与える影響は全く違ってきます。こうした悲劇を避けるには、がんにならない生活習慣を心掛け、運悪くがんになった場合でも、早期発見で完治させることが大事です。人生100年時代と言いますが、「長く、ハッピーな老後」をはばむ最大の壁が、がんによる死亡だと言えるでしょう。
 

 

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