45歳、知的障害の男性の障害基礎年金が決定
阿部 久美のブログ

今日は、現在私が請求をサポートしている45歳の男性から、2級の障害基礎年金が決定したとの連絡がありました。
この男性は、小・中学校は普通学校普通学級で過ごされ、高校は特別支援学校へ進学し1年生の時に療育手帳(B2)を取得されました。
卒業後、職業訓練を受け、その後幾つかの会社で就労されましたが、会社の経営状態の悪化や人間関係の軋轢でいずれも長続きしませんでした。
2年前に更新制のパートとして現在の職場に就職されましたが、やはり同僚との関係や、職場のルールの順守という点で問題があり、次の更新の時期には雇止めやむなしとい合われていました。
年齢も40代半ばになり、将来の経済的不安も段々と大きくなったことから、職場の管理者の方や親御さんの薦めもあって障害年金の請求を決意されご相談いただきました。
全く治療の必要はなく、精神科系のかかりつけ医はお持ちでなかったことから、療育手帳を取得された児童相談所に依頼し「知的障害の判定結果にかかる情報提供について」という書面で、当時の心理検査などの結果や判定を提供していただきました。
その書類を、私が存じ上げている、障害年金制度に理解の深い精神科医の先生に見せて相談し、診察と診断書作成についてご理解をいただきました。診査には私も同行し無事終了しました。
出来上がってきた診断書を確認させていただくと、精神の障害等級判定ガイドラインの目安の根拠となる日常生活能力の判定平均と程度は3.14-4でガイドラインの目安に照らし合わせると2級そのものでした。
仕事はいろいろとされてきましたがいずれも長続きせず、現在の就労先も「次の更新はない」と言われています。
日常生活はご家族と一緒で、お母さま他の支援を得て生活しておられます。
請求から2か月余で、障害基礎年金2級の決定となり、私もホッと致しました。
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