2級から1級への等級アップ申請(額改定請求)を提出。
阿部 久美のブログ

今日は朝一番に年金事務所に行き、私がサポートさせていただいている男性の等級アップの申請(額改定請求)を提出してきました。
この男性は、15年前に双極性障害を発症。10年前から1級の障害基礎年金を受給していましたが、前回の更新審査で2級に等級ダウンになりました。そこで等級を1級に戻すことはできないかというご相談をいただきました。
このようなご相談は数多くあります。精神の障害による障害基礎年金の認定作業は平成29年3月までは各都道府県単位で行われていました。その認定に地域間格差が著しいことが問題になり、その是正のために平成28年9月1日からはガイドラインという統一した目安による認定が始まり、平成29年4月からは各都道府県単位での認定を廃止、東京の障害年金センターで一元的に認定を行うように変わりました。
この男性の場合も、前々回までの更新審査は県で行われていましたが、前回の審査は東京の障害年金センターでガイドラインに基づき行われたのです。その時の診断書を拝見しましたが、ガイドラインの目安に照らし合わせると2級に該当していました。更新の審査で、初めてガイドラインを適用する場合、3級に該当する場合は支給停止になるため「しばらくの間支給停止にはしない」という運用がされていますが、1級から2級への等級ダウンの場合にはガイドラインに沿った運用となっているため、今回のようなケースが頻出しています。
額改定請求は前回の障害の程度の診査を受けた日から1年経過した日以降に提出できますので、1年経過を待って診察、診断書作成していただきました。
出来上がってきた診断書では、日常生活能力の判定平均は3.57、程度は4でガイドラインの目安に当てはめると1〜2級と評価されていました。
微妙なところですが、激しい摂食障害の症状もあり、入院を勧められているが本人が拒否しているという状況も付記し、1級を目指してサポートしたいと思います。
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