鳴門市在住、悪性リンパ腫の女性からのご相談
阿部 久美のブログ

今日は、鳴門市在住の女性からご相談をいただきました。
3年ほど前に、悪性リンパ腫と診断された時は、地元の企業で働いておられましたが、治療の進行とともに易疲労感やだるさに悩まされるようになり、一昨年末に退職され、今は自宅で療養中心の生活を送っておられます。
悪性リンパ腫は、白血球の1種であるリンパ球ががん化した病気と言われています。
悪性リンパ腫も障害年金の支給対象となっています。
白血球系・造血器腫瘍疾患の認定基準は、以下の通りです。
白血球系・造血器腫瘍疾患(白血球、悪性リンパ腫、多発性骨髄腫等)の認定基準
障害の程度 |
障害の状態 |
---|---|
1級 |
A表1欄に掲げるうち、いずれか1つ以上の所見があり、B表1欄に掲げるうち、いずれか1つ以上の所見があるもので、かつ、一般状態区分表のオに該当するもの |
2級 |
A表2欄に掲げるうち、いずれか1つ以上の所見があり、B表2欄に掲げるうち、いずれか1つ以上の所見があるもので、かつ、一般状態区分表のエ又はウに該当するもの |
3級 |
A表3欄に掲げる所見があり、B表3欄に掲げる所見があるもので、かつ、一般状態区分表のウ又はイに該当するもの |
A表
区分 |
臨床所見 |
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1 |
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2 |
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3 |
継続的ではないが治療が必要なもの |
※A表に掲げる治療とは、疾病に対する治療であり、輸血などの主要な症状を軽減するための治療(対処療法)は含まない。
※A表に掲げる治療に伴う副作用による障害がある場合は、その程度に応じて、A表の区分を2以上とする(CTCAEのグレード2以上の程度を参考とする。)。
B表
区分 |
検査所見 |
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1 |
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2 |
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3 |
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一般状態区分表
区分 |
一般状態 |
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ア |
無症状で社会活動ができ、制限を受けることなく、発病前と同等にふるまえるもの |
イ |
軽度の症状があり、肉体労働は制限を受けるが、歩行、軽労働や座業はできるもの。 例えば、軽い家事、事務など |
ウ |
歩行や身のまわりのことはできるが、時に少し介助が必要なこともあり、軽労働はできないが、日中の 50%以上は起居しているもの |
エ |
身のまわりのある程度のことはできるが、しばしば介助が必要で、日中の 50%以上は就床しており、自力では屋外への外出等がほぼ不可能となったもの |
オ |
身のまわりのこともできず、常に介助を必要とし、終日就床を強いられ、活動の範囲がおおむねベッド周辺に限られるもの |
ご質問内容からは、検査数値や日常生活状況等が分かりかねますが、自宅で療養中心の生活を送っておられるとのことですので、上記の認定基準を参考にしていただき、かかりつけ医とも相談をされた上で、申請を検討されてはいかがでしょうかとお話ししました。
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障害年金は国の施しではありません。国民の権利です。
煩雑な手続きを代行し、権利を行使するお手伝いをしっかりさせていただきます。
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