鳴門市在住、人工透析施行中の女性から初診日についてのご相談
阿部 久美のブログ

今日は、鳴門市在住の女性から初診日についてのお問い合わせをいただきました。
この女性は、慢性腎不全で3か月ほど前から人工透析を受けておられます。
人工透析施行中は2級と認定されますので障害の程度は明らかなのですが、ご質問は初診日を何時と主張するかということでした。
というのはこの女性は約15年ほど前、お勤め先の会社の健康診断で、腎臓の嚢胞を指摘され、近くの内科を受診しました。
しかし自覚症状は全くなく、仕事も日常生活にも何の支障もなかったことから、医師からも現在は特段治療や服薬の必要は無いとのことでしたので、何もしませんでした。
5年位前になり、少し疲れやすくなったため、同じ内科医で検査を受けたところクレアチニンの値が2を超えていました。この段階で、薬を処方され服薬を始めるとともに、総合病院の紹介を受けました。
服薬しながら勤務を続けていましたが、クレアチニン値は徐々に上昇し、ついに10以近くなったため3か月前から総合病院で人工透析を開始されたのです。
この場合、初診日は何時になるのかというのがお問い合わせの内容です。
初診日とは障害の原因となった傷病について、初めて医師または歯科医師の診療を受けた日をいいます。
具体的には次のような場合が初診日とされます。
初めて診療を受けた日(治療行為又は療養に関する指示があった日)
この女性の場合、会社の健康診断の結果を受けて、腎臓の問題で最初に医師に相談したのは15年前です。
しかしこの時には薬も処方されず特段の指示もありませんでした。即ちこの時点では治療行為又は療養に関する指示はなかったわけです。
こう考えてくると、このご相談者の方の初診日は5年位前、腎臓の薬の処方が始まり総合病院を紹介された時点になるものと思われます。
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