自閉症スペクトラム障害と障害年金

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自閉症スペクトラム障害と障害年金

阿部 久美のブログ

今日は、自閉症スペクトラム障害(ASD)のお嬢さんをお持ちのお母様からご相談をいただきました。

このお嬢さんは小学校の時から病院に通い、自閉症スペクトラムと診断されていたそうです。

まもなく20歳になるので障害年金を申請する予定でが

  • 工作が苦手で、複雑な組み立てはできない
  • 小学生の頃、勝手に他人の家に入り怒られたことが度々ある
  • 小中学校ではいじめに遭い、長期不登校となった
  • 同級生とコミュニケーションが取れず孤立していた
  • 自分の思い通りにならないと暴れて親にも暴力を振るうことがある

現在は精神保健福祉手帳3級を取得し、B型作業所に通所されているそうです。

果たして障害年金が受給できるでしょうか?というご相談です。

ご相談の内容から、障害年金が受給できる可能性は考えられます。

発達障害については、社会行動やコミュニケーション能力の障害により対人関係や意思疎通を円滑に行うことができないために日常生活に著しい制限を受けることに着目して認定が行われます。

各等級に相当すると認められるものを一部例示すると次の通りです。

発達障害の認定基準

【1級】

以下1〜2を満たすもの

  1. 社会性やコミュニケーション能力が欠如している
  2. 著しく不適応な行動がみられるため、日常生活への適応が困難で常時援助を必要とするもの 

【2級】

以下1〜2を満たすもの

  1. 社会性やコミュニケーション能力が乏しい
  2. 不適応な行動がみられるため、日常生活への適応にあたって援助が必要なもの

【3級】

以下1〜2を満たすもの

  1. 社会性やコミュニケーション能力が不十分
  2. 社会行動に問題がみられるため、労働が著しい制限を受けるもの

また、次のような点に着目してで認定されます。
 

精神の障害で審査される主な項目について

日常生活動作、即ち、

  1. 適切な食事
  2. 身辺の清潔保持
  3. 金銭管理と買い物
  4. 通院と服薬
  5. 他人との意思伝達及び人間関係
  6. 身辺の安全保持及び危機対応
  7. 社会性

の7つの項目についてそれぞれ4段階で評価しその平均と総合評価(日常生活能力の程度)の組み合わせで目安が立てられます。

上記を目安に働けているかどうかや生活環境(一人暮らしができているか)等を考慮して、総合的に判定されます。

一般企業で働いている場合(障害者雇用制度による就労を含む)でも仕事の内容が、管理者や指導員の常時の見守りの下での単純かつ反復的な作業であり、他の従業員との意思疎通が困難で、状況にそぐわない行動がある時は、働いていることをもって日常生活能力が向上したとは見ません。

また、一人で生活している場合であっても親兄弟や生活指導員などが頻繁に訪問し、サポートしている場合には一人暮らしができているとは見なしません。

医師に状況を伝えることが大切です。

上記日常生活の状況(何ができて何ができないのか)や就労状況、一人暮らしの場合は受けているサポートを、診断書作成医にしっかり伝え、診断書の評価に反映してもらうことが大切です。
必要に応じて職場の上司や管理者、肉親や支援員の方に状況を説明する書面の作成をお願いし参考資料として提出する場合もあります。
 

20歳の誕生日前後3か月以内の診断書を取得し、20歳の誕生日以降に申請の手続きをされてはいかがでしょうか。

 

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