徳島県在住、軽度知的障害の女性の障害基礎年金が決定
阿部 久美のブログ

今日は、徳島県西部にお住いの56歳の女性について、その女性が何かとお世話になっておられる社会福祉法人の担当者様から、2級の障害基礎年金の証書が届いたとのご連絡をいただきました。
この女性は、義務教育時代は特別支援学級で過ごされ、中学卒業後は地元の企業に就職されましたが、仕事の内容についていけず、約半年で退職されました。
その後は様々な内職や軽作業を経験されましたが、いずれも長続きせず、継続した就労はできませんでした。
実母と弟との3人暮らしでしたが2年前に母親が他界され、弟と二人暮らしになるとともに、母の年金がなくなったため、生活的にも困窮を強いられるようになり、お世話になっている社会福祉法人の方のお世話で、障害者雇用の制度を知り、昨年2月療育手帳を取得された上で就労継続支援事業に臨まれ、更に、この夏、障害年金について申請をも教えて頂き、申請を決意されました。と同時にその社会福祉法人の方から私にもご相談をいただいた次第です。
精神の面では継続的な治療が必要な疾患はないので、精神科系のかかりつけ医はお持ちではありませんでした。
そこで私から徳島県の障がい者相談支援センターに連絡し、療育手帳請求時の判定資料の情報公開をお願いし開示していただき、その資料を、私の良く存じ上げている、障害年金制度に理解の深い精神科医の医師に見せて相談の上、その医師の診察を受け、診断書を作成してもらう事にしました。
社会福祉法人の方にご本人を病院までお連れいただき、私も同行し診察を受けていただいた上で診断書の作成をお願いしました。
出来上がってきた診断書を拝見すると、精神障害等級判定ガイドラインの目安の基準となる日常生活能力の判定平均と程度は3.28-4でガイドラインの目安に照らし合わせると2級そのものでした。
「日常生活では、多くの場面で支援機関等の支援が必要であり、単身独居は考えられず、労働能力は殆どありません。」と記載されていました。
請求から1か月半での決定で、私もホッとしました。
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