徳島市在住、20歳前障害で2級の障害基礎年金を受給している男性から所得制限についてのご質問
阿部 久美のブログ

今日は徳島市在住で、20歳前からの障害で現在障害基礎年金2級を受給している男性から、「今後、給与が増えると障害年金が減ったりストップしたりすることがあるのでしょうか?」というご質問をいただきました。
ご相談者様が受給している年金は、「20歳前障害基礎年金」です。
「20歳前障害基礎年金」は初診日が20歳前にありましたから、一般の障害基礎年金と違って、初診日の前日における保険料納付要件は問われませんでした。
そのかわり、収入が増えて一定の基準額を超えますと、年金が半分もしくは全額、支給停止になります。
具体的には前年度(4月~3月)の所得が基準額を超えますと、その年の10月から翌年9月の年金が半額もしくは全額支給停止になります。
基準額は同一生計配偶者・扶養親族の有無およびその数に応じて定められています。
単身者の基準額は次のとおりです。
・半額停止 所得3,741,000円超
・全額停止 所得4,721,000円超
(備考) 同一生計配偶者および扶養親族がいるときは1人について所得38(※)万円加算
(※)対象となる扶養親族が老人控除対象配偶者または老人扶養親族であるときは、1人につき48万円が加算され、特定扶養親族であるときは1人につき63万円が加算されます。
「20歳前障害基礎年金」受給者の所得確認は毎年行われます。
いったん年金の支給が停止になっても、収入が下がって基準額以内になりますと年金の支給停止が解除されて再び年金が受給できることになります。
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