徳島市在住、聴力に障害があるも10年前に病院に行ったきりの方からのお問い合わせ。
阿部 久美のブログ

今日は徳島市にお住まいで、聴力に障害があるも10年前に病院に行ったきりの方からお問い合わせを頂きました。
ご相談者様は先天性の感音性難聴で、小学生の時から障害者手帳6級を取得しておられるそうです。
当時は片方だけ補聴器をつけていましたが、社会人になって手帳の等級が3級になり、35歳の時に両耳に補聴器をつけるようになられ、先日補聴器屋で聴力検査を受けたところ、左が105、右が97デシベルであったとのことです。
「補聴器屋の方から障害年金がもらえるんじゃないかと言われました。私の場合、病院にはほとんど行っておらず、最後に行ったのは10年前の35歳の時です。しかも、小学生の時に通っていた病院は廃院になっていたため、別の病院を受診しています。このような状況ですが、障害年金を申請することはできるのでしょうか?」というお問い合わせです。
ご質問者様の場合、これから病院を受診し、診断書を作成していただくことができれば、障害年金の申請は可能でしょう。
小学生の時から障害者手帳を取得されているため、当時の病院が廃院になっている場合でも、初診日が20歳前にあることは確認できるでしょう。
20歳前傷病の障害基礎年金の申請となり、検査結果が左が105、右が97デシベルであれば、障害基礎年金2級が認定されるでしょう。
20歳前傷病の障害基礎年金とは
先天性の病気などにより20歳前から障害があり、初診日が、20歳前(年金制度に加入していない期間)にあり、かつ、障害の状態が認定基準に該当する場合には、障害基礎年金を受けることができます。
等級は1級と2級があり、障害の程度によって決められます。
※初診日とは、出生直後に、あるいは乳幼児期の健康診断(6ヶ月〜3歳時健診)、または養護学校、更生相談所等の各種検査のいずれかにおいて、医師または歯科医師の診断により、20歳までに障害が確認されている場合や、療育手帳等が交付されている場合を含みます。
聴覚障害の認定基準
【1級】
- 両耳の聴力レベルが100デジベル以上のもの
【2級】
- 両耳の聴力レベルが90デジベル以上のもの
- 両耳の平均純音聴力レベル値が80デジベル以上で、かつ、最良語音明瞭度が30%以下のもの
【3級】
- 両耳の平均純音聴力レベル値が70デジベル以上のもの
- 両耳の平均純音聴力レベル値が50デジベル以上で、かつ、最良語音明瞭度が50%以下のもの
- 一耳の平均純音聴力レベル値が80デジベル以上で、かつ、症状が固定していないもの
【障害手当金】
- 一耳の平均純音聴力レベル値が80デジベル以上で、かつ、症状が固定しているもの
これから診断書を作成していただける病院を受診し、障害基礎年金の申請をご検討されてはいかがでしょうか。
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障害年金は国の施しではありません。国民の権利です。
煩雑な手続きを代行し、権利を行使するお手伝いをしっかりさせていただきます。
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