徳島市在住、現在はうつ病の女性から初診日についてのお問い合わせ

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徳島市在住、現在はうつ病の女性から初診日についてのお問い合わせ

阿部 久美のブログ

今日は徳島市にお住いの女性から初診日についてのお問い合わせをいただきました。

この女性は会社勤めをしていた25歳の時に初めて精神科を受診し、不安障害と診断され、休職し傷病手当金も受給されたそうです。

その後、状態が少し改善したので会社にも復職し、受診も中断されていたそうですが、先月くらいから再び今度はうつの症状が出始めて休職となりました。

今は以前の病院とは別の病院に通っており、うつ病と診断されいるそうで、「障害厚生年金の申請を考えているのですが、うつ病と診断されたのは今の病院なので、今の病院が初診になるのでしょうか?そうするとまだ1か月程しか通っていないので申請はできないのでしょうか。」というご質問です。
 

この女性の場合、25歳の時に初めて精神科を受診した日が初診日になるでしょう、とお話ししました。

すでに障害認定日(初診日から1年6か月経過した日)が到来している場合は、障害厚生年金の申請が可能です。

初診日とは

障害の原因となった傷病について、初めて医師または歯科医師の診療を受けた日をいいます。

具体的には次のような場合が初診日とされます。

  1. 初めて診療を受けた日(治療行為又は療養に関する指示があった日)
  2. 同一の傷病で転医があった場合は、一番初めに医師等の診療を受けた日
  3. 過去の傷病が治癒し同一傷病で再度発症している場合は、再度発症し医師等の診療を受けた日
  4. 傷病名が確定しておらず、対象傷病と異なる傷病名であっても、同一傷病と判断される場合は、他の傷病名の初診日が対象傷病の初診日
  5. 障害の原因となった傷病の前に、相当因果関係があると認められる傷病があるときは、最初の傷病の初診日が対象傷病の初診日

※ただし、知的障害の場合は、出生日が初診日となります。

 

障害認定日とは

障害の程度の認定を行うべき日をいい、原則として、

  • 初診日から起算して1年6月を経過した日
  • 傷病が治った日(その症状が固定し、治療の効果が期待できない状態に至った日を含む)

のいずれか早い日となります。

 

現在はうつ病と診断されているとのことですので、次の認定基準等によって審査されます。

参考にしていただき、申請をご検討されてはいかがでしょうか、とお話ししました。
 

うつ病の認定基準
 

  • 1級…高度の気分、意欲・行動の障害及び高度の思考障害の病相期があり、かつ、これが持続したりまたは頻繁に繰り返したりするため、常時の援助が必要なもの
  • 2級…気分、意欲・行動の障害及び思考障害の病相期があり、かつ、これが持続したりまたは頻繁に繰り返したりするため、日常生活が著しい制限を受けるもの
  • 3級…気分、意欲・行動の障害及び思考障害の病相期があり、その病状は著しくないが、これが持続したりまたは繰り返し、労働に制限を受けるもの

 

精神の障害で審査される主な項目について
 

日常生活動作、即ち、

  1. 適切な食事
  2. 身辺の清潔保持
  3. 金銭管理と買い物
  4. 通院と服薬
  5. 他人との意思伝達及び人間関係
  6. 身辺の安全保持及び危機対応
  7. 社会性

の7つの項目についてそれぞれ4段階で評価しその平均と総合評価(日常生活能力の程度)の組み合わせで目安が立てられます。

上記を目安に働けているかどうかや生活環境(一人暮らしができているか)等を考慮して、総合的に判定されます。

一般企業で働いている場合(障害者雇用制度による就労を含む)でも仕事の内容が、管理者や指導員の常時の見守りの下での単純かつ反復的な作業であり、他の従業員との意思疎通が困難で、状況にそぐわない行動がある時は、働いていることをもって日常生活能力が向上したとは見ません。

また、一人で生活している場合であっても親兄弟や生活指導員などが頻繁に訪問し、サポートしている場合には一人暮らしができているとは見なしません。

医師に状況を伝えることが大切です。

上記日常生活の状況(何ができて何ができないのか)や就労状況、一人暮らしの場合は受けているサポートを、診断書作成医にしっかり伝え、診断書の評価に反映してもらうことが大切です。
必要に応じて職場の上司や管理者、肉親や支援員の方に状況を説明する書面の作成をお願いし参考資料として提出する場合もあります。
 

 

 

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