徳島市在住、うつ病とADHDの男性からのご相談

今日は徳島市在住の男性より、ご相談いただきました。

この男性は今から5年ほど前、会社にお勤めの頃から不眠、意欲減退、出社できない、人との付き合いができない、といった症状が発生し、精神科を受診したところ、うつ病、ADHDとの診断を受けられました。

定期的な通院と服薬を続けてこられましたが、回復ははかばかしくなく、将来への不安も大きくなってきた為、ご相談いただきました。精神障害の手帳も保持されているそうです。

精神の障害では以下の様に審査されます。
　　日常生活動作、即ち、
　　1. 適切な食事
　　2. 身辺の清潔保持
　　3. 金銭管理と買い物
　　4. 通院と服薬
　　5. 他人との意思伝達及び人間関係
　　6. 身辺の安全保持及び危機対応
　　7. 社会性
の7つの項目についてそれぞれ4段階で評価しその平均と総合評価（日常生活能力の程度）の組み合わせで目安が立てられます。
上記を目安に働けているかどうかや生活環境（一人暮らしができているか）等を考慮して、総合的に判定されます。

一般企業で働いている場合（障害者雇用制度による就労を含む）でも仕事の内容が、管理者や指導員の常時の見守りの下での単純かつ反復的な作業であり、他の従業員との意思疎通が困難で、状況にそぐわない行動がある時は、働いていることをもって日常生活能力が向上したとは見ません。
また、一人で生活している場合であっても、親兄弟や生活指導員などが頻繁に訪問し、サポートしている場合には一人暮らしができているとは見なしません。

これらのことをご本人にお話しし、上記日常生活の状況（何ができて何ができないのか）や就労状況、一人暮らしの場合は受けているサポートを、診断書作成医にしっかり伝え、診断書の評価に反映してもらうよう
お願しました。

サポートのご依頼があれば2級獲得に向けて懸命に取り組みたいと思います。