強迫性障害の男性の障害基礎年金請求を提出
阿部 久美のブログ

今日は朝一番に年金事務所に行き、鳴門市在住の男性の障害基礎年金の請求を提出してきました。
この男性は今から15年位前、学生時代に、激しい不潔恐怖からほとんど食事がとれなくなり、低栄養状態で緊急搬送されました。病院での急激な栄養補給によって、今度は劇症肝炎を発症。一連の治療の中で背景に強迫性障害の存在が疑われ、総合病院の精神科を受診したところ強迫性障害と診断されました。
通っていた学校を中退し、実家に戻って療養生活を始めましたが、1年後からは気分の落ち込みと昂揚が繰り返す気分障害の症状も発生しました。以降、一度も継続して就労することはできず、入院や通院での治療を続けてきましたが、未だに回復ははかばかしくありません。
同居のお母さまも段々とお年を召されて、将来の経済的不安が大きくなってきたために、障害年金の請求を思い立たれご相談いただきました。
初診からずっと同じ病院に通われているため初診日の証明は問題なく、納付要件も満たしておられましたので早速診断書の作成をお願いしました。強迫性障害の病名だけでは神経症であるとして、認定されない可能性が高いため、ご本人と一緒に主治医をお訪ねし、気分障害が併存していることを診断書に記載して頂くようお願いしました。
出来上がってきた診断書を拝見しますと、「明らかに気分障害が併存している」との記載があり、日常生活能力の判定平均は3.72、程度は4で、精神の障害認定ガイドラインの目安の当てはめると1級〜2級に該当していました。
お母様と同居しており、その援助があって在宅での生活が成り立っており、就労もされていませんので2級の認定を得る確率は高いと思います。認定に向けて精一杯サポートいたします。
お気軽にお問合せください。
障害年金は国の施しではありません。国民の権利です。
煩雑な手続きを代行し、権利を行使するお手伝いをしっかりさせていただきます。
どんなご相談でも承ります。お気軽にお問合せください。
お電話でも承ります
090-5146-8064
平日9時~18時