共済審査の恐るべき遅さ
阿部 久美のブログ

以前に私がサポートさせていただき、現在、心疾患で2級の厚生年金障害給付を受給中の男性から、1級へ等級アップ申請のご相談をいただきました。
この男性は、約15年前から腎不全を患われ、透析を受けておられ2級の障害年金を受給しておられました。その後腎臓移植術を受けられ、勤務復帰、検査数値も改善したため障害年金は支給停止になりました。
ところが5年前、今度は心疾患を発症され、CRT-Dを装着されることになり、この時点でご相談いただきました。
当時はまだ腎機能の検査数値はそれほど悪くなかった為、心疾患の診断書で請求し2級と認定され、現在はこちらの年金を受給されています。
今年の1月が更新のための診断書(障害状態確認届)提出月になるのですが、昨年末から腎機能が悪化し、再び人工透析を開始されたとのことで、今回の更新の機会に1級への等級アップができないかというご相談でした。
早速腎臓と心疾患(循環器)の診断書を作成いただき、額改定請求とともに提出したのが1月末です。
障害認定基準・要領では人工透析は2級、CRT-D装着も2級とされています。2級に該当する障害を二つもお持ちですので当然1級になるように思われるのですが、心疾患や腎疾患などの内部障害には併合と言う考え方は適用されず、総合判定となります。そしてその基準は全く明らかにされていません。
以来半年以上が経過しますが、未だに何の連絡もありません。共済事務局に連絡しても査定中というばかりで何もわかりません。
一体請求権者の尊厳をどう考えているのか疑問に思います。
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障害年金は国の施しではありません。国民の権利です。
煩雑な手続きを代行し、権利を行使するお手伝いをしっかりさせていただきます。
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