中度知的障害、自閉症の男性の障害基礎年金の請求を提出
阿部 久美のブログ

今日は朝一番に年金事務所に行き、私が請求をサポートさせていただいている男性の障害基礎年金の請求を提出してきました。
この男性は出生時体重1700gであり保育器で1か月すごされました。子どもらしくない体形で2歳時より血尿が出たため検査の結果成長ホルモン分泌不全との診断を受けホルモン注射を開始。(〜小学校4年)将来糖尿病になる確率が高いと言われていたそうです。6か月から保育園に通われましたが発語は遅く低体重が続きました。
小学校は普通学校に入学。毎朝機嫌が悪く泣き出すため、湯船につけて落ち着かせる必要があったそうです。
また、学校では教科書を破られるなどのいじめを受けていたようで、友達は少なく1〜2名でした。
中学も普通学校に通学。入学前に転居し、本来ならば今までとは別の学区の中学に行く予定であったが、スクールカウンセラーの勧めで寄留の上で元の学区の馴染みのある中学に進学されましたが、やはり友達は少なく1〜2名だったそうです。
高校は単位制の学校に進学、ここでは制服などもなく校風も穏やかでのびのびと過ごされたようです。卒業後は進級学校に入学されましたが続かず退学。
以降は障害者雇用制度を利用して老人ホームやホテルの清掃の仕事をしておられます。
中学校時代に療育手帳を取得するために一度病院に行かれテストも受けられました。B2の手帳を交付されましたがその後は特段通院や治療の必要はありませんでした。
今回、久しぶりに手帳取得の時に受診した病院を再受診いただき、診断書の作成をお願いしていただきました。日常生活状況の制限や仕事の内容、職場で受けている配慮や職場でのコミュニケーションの状態については、私が細かくお聞きし、お母様のお名前で書面にし先生にお渡ししていただきました。
出来上がった診断書を拝見すると、日常生活能力の判定と程度は精神の障害認定ガイドラインの目安に当てはめる2級に該当しており、仕事の内容や職場で受けている配慮についてもしっかりと書かれていました。
2級の認定に向けてしっかりとサポートします。
お気軽にお問合せください。
障害年金は国の施しではありません。国民の権利です。
煩雑な手続きを代行し、権利を行使するお手伝いをしっかりさせていただきます。
どんなご相談でも承ります。お気軽にお問合せください。
お電話でも承ります
090-5146-8064
平日9時~18時