メニエル病の男性からのお問い合わせ
阿部 久美のブログ

今日は、徳島市在住の男性からご相談をいただきました。
この男性は5年くらい前から、激しい眩暈と聴力の低下に悩まされているそうです。
総合病院を受診した結果、メニエル病と診断されました。
治療を続けていても毎日、回転性のめまいに数回見舞われ、耳鳴り、嘔吐が発生し、目をつぶって立っていることはできないそうです。
又、聞こえは低い音がとりわけ聞きずらいそうです。
自営業ですが、保険料はきちんと納めてこられ、初診の病院にずっと通っておられるとのことですので、初診日の証明や納付要件には問題ありません。
メニエル病でめまいや聞こえに障害がある場合には以下の認定基準で判定されます。
平衡機能の障害の認定基準
【2級】
1、四肢体幹に器質的異常がない場合に、閉眼で起立・立位保持が不能
2、開眼で直線を歩行中に10メートル以内に転倒あるいは著しくよろめいて歩行を中断せざるを得ない程度のもの
【3級】
1、閉眼で起立・立位保持が不安定で、開眼で直線を10メートル 歩いたとき、多少転倒しそうになったりするがどうにか歩き 通す程度のもので、労働能力が明らかに半減しているもの
2、めまいの自覚症状が強く、他覚所見として眼振その他平衡機能 検査の結果に明らかな異常所見が認められ、かつ、労働が制限 を受けるか又は労働に制限を加えることを必要とする程度であり、 症状が固定していないもの
又、聴力にも障害がある場合は、次の認定基準によって審査が 行われます。
聴覚障害の認定基準
【1級】
1、両耳の聴力レベルが100デジベル以上のもの
【2級】
1、両耳の聴力レベルが90デジベル以上のもの
2、両耳の平均純音聴力レベル値が80デジベル以上で、かつ、 最良語音明瞭度が30%以下のもの
【3級】
1、両耳の平均純音聴力レベル値が70デジベル以上のもの
2、両耳の平均純音聴力レベル値が50デジベル以上で、かつ、 最良語音明瞭度が50%以下のもの
3、一耳の平均純音聴力レベル値が80デジベル以上で、かつ、 症状が固定していないもの
お聞かせいただいた症状からすると平衡機能の障害単独で2級に認定される可能性もあると思います。又、仮に 平衡機能の障害が3級であっても聞こえの障害の程度によっては併合して2級となる可能性もあります。
一日も早く、診断書の作成をかかりつけ医の先生にお願いしましょう、とお話ししました。
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