パーキンソン病での障害年金請求と治療について

障害年金のことなら障害年金.jp

障害年金ならお任せください
障害年金に関する無料相談は06-6429-6666までどうぞ!平日9時から18時まで受け付けています
 

パーキンソン病での障害年金請求と治療について

阿部 久美のブログ

今日は徳島市にお住まいで、50歳の時にパーキンソン病と診断された方からお問い合わせをいただきました。

現在は53歳で、今はステージ1ですが、すくみ足が出ており、お勤めも辞められたっそうです。

「将来の生活不安もあり、障害基礎年金を請求すれば受給は可能でしょうか?」というお問い合わせです。

ご質問者様の場合、パーキンソン病のステージ1とのことですが、ヤールの重症度分類1であることと推察いたします。

ヤールの重症度分類とは、パーキンソン病の症状の程度を表す指標で、ヤール1は状態としては軽度のものです。

日常生活の動作に大きな影響がない状態であれば、障害年金の認定基準には該当しないかもしれません。

 

ヤールの重症度分類とは

ヤールの重症度分類とは、パーキンソン病の症状の程度を表す指標です。

 

【ヤール1度】 

      体の片側のみに症状がある。

  日常成果への影響は軽微。

【ヤール2度】

  体の両側に症状がある

  歩行時にバランスがとりにくくなる症状はないか、軽微

【ヤール3度】

  体の両側に症状がある

  歩行時にバランスがとりにくくなる症状がある

【ヤール4度】

  体の両側に強い症状がある

  日常生活にかなり介助が必要

【ヤール5度】

  一人で起立・歩行ができず寝たきりに近い状態である

  日常生活に全面的な介助が必要

 

パーキンソン病の認定基準

【1級】

  • 一上肢及び一下肢の用を全く廃したもの
  • 四肢の機能に相当程度の障害を残すもの

【2級】

  • 一上肢及び一下肢の機能に相当程度の障害を残すもの
  • 四肢に機能障害を残すもの

【3級】

  • 一上肢及び一下肢に機能障害を残すもの

※日常生活における動作と身体機能との関連は、厳密に区別することはできませんが、おおむね次の通りとされています。

【手指の機能】

  • つまむ(新聞紙が引き抜けない程度)
  • 握る(丸めた週刊誌が引き抜けない程度)
  • タオルを絞る(水を切れる程度)
  • ひもを結ぶ

【上肢の機能】

  • さじで食事をする
  • 顔を洗う(顔に手のひらをつける)
  • 用便の処置をする(ズボンの前のところに手をやる)
  • 用便の処置をする(尻のところに手をやる)
  • 上衣の着脱(かぶりシャツを着て脱ぐ)
  • 上衣の着脱(ワイシャツを着てボタンをとめる)

【下肢の機能】

  • 片足で立つ
  • 歩く(屋内)
  • 歩く(屋外)
  • 立ち上がる
  • 階段を上る
  • 階段を下りる

 

障害基礎年金の請求では、障害の状態は1級もしくは2級に相当するする場合、受給が可能となります。

ご質問者様の場合、ステージ1で、すくみ足が出ている程度とのことですので、現時点では上記の認定基準には該当しない可能性が考えられます。

今後、状態が進行し、認定基準に該当する程度となった場合は、請求をご検討されてはいかがでしょうか、とお話ししました。

 

なお、障害年金の事後重症請求は、65歳までです。

事後重症請求とは

障害認定日に、障害等級に該当する程度の障害の状態に該当しなかった場合でも、その後、状態が悪化し、障害等級に該当する障害の状態となった場合、65歳に達する日の前日までに裁定請求をすることができます。

 

また以下は全く専門外のお話ですが、新聞情報からの情報提供です。

パーキンソン病の治療の基本は薬物療法でドーパミンを補充する薬の他、ドーパミンの代わりになる薬、ドーパミンの効果を高める薬等をを使うことで、かつてより長期間、症状をコントロールできるようになったそうです。
ただ病気が進み、薬の効き目が悪くなると、手術を伴う二つの治療法が選択肢となるそうです。

一つは、胃に穴を空けて小腸まで管を通し、体の外からポンプで持続的に薬を届ける持続経腸療法。

もう一つは、頭蓋骨に穴をあけて脳に電極を差し込み、体内に埋め込んだペースメーカーで脳を刺激する脳深部刺激法(DBS)だそうです。【治療に関しては「朝日新聞、患者を生きるから抜粋】

例えパーキンソン病と診断されても、適切な治療と障害年金を利用して一日も長く、自分らしい生活を過ごしたいものです。

お気軽にお問合せください。

障害年金は国の施しではありません。国民の権利です。

煩雑な手続きを代行し、権利を行使するお手伝いをしっかりさせていただきます。

どんなご相談でも承ります。お気軽にお問合せください。

お問合せフォームへ

お電話でも承ります

090-5146-8064

平日9時~18時