複合性局所疼痛症候群(CRPS)の男性に障害手当金決定
阿部 久美のブログ

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今日は、私が請求をサポートさせていただき今年5月に厚生年金障害給付の請求を提出していた男性から、障害手当金の決定通知が来たという連絡を頂戴しました。手当金の支払予定は11月15日です。
この男性は2年半位前に、突然右親指の付け根に激痛が生じました。近くの整形外科に行き消炎鎮痛剤を処方され使いましたが、痛みは取れず総合病院を受診したところCRPSとの診断を受けたそうです。CRPSは疼痛他様々な症状を発する原因不明の疾患です。
症例の少ない疾患であり、障害年金の認定事例も少ないせいか、請求提出後に機構より診断書作成医に照会が発せられたために、決定まで5か月を要しました。
障害手当金は3級と同様、厚生年金障害給付にのみ設けられた制度で、認定基準によると、初診日より5年以内に病気やケガが治り、3級よりやや軽い程度の障害が残った場合に支給される一時金です(3級の障害年金の2年分相当)。そして治っていない場合には3級の障害年金が支給されます。
治った(症状固定)との判断の根拠は何なのか、早速、厚生労働大臣宛に保有個人情報開示請求を行い障害状態認定表を開示させ確認した上で、場合によっては主治医に「治っていない」旨の意見書をお願いし、審査請求したいと考えています。
異議申し立てが認められた場合には、上述の通り3級の厚生年金障害給付が支給開始され、先に支払われた障害手当金は戻入になります。
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障害年金は国の施しではありません。国民の権利です。
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