自閉症スペクトラム障害(ASD)の女性の障害基礎年金請求を提出。

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自閉症スペクトラム障害(ASD)の女性の障害基礎年金請求を提出。

阿部 久美のブログ

今日は朝一番で年金事務所に行き、現在サポートを行っている女性の障害基礎年金の請求を提出してきました。

この女性は幼少の頃から音や光に敏感で、また、友達と一緒に遊ぶことも少なく、意に染まないことがあるとその場で動けなくなってしまうことが度々あったそうです。

高校は2度転向し5年間かけて単位制の高校を卒業されました。

初診は15歳の時で解離性障害と診断されました。その後精神療法を受けても回復ははかばかしくなく、21歳の時に精神保健福祉手帳を取得され、今は障害者就労継続支援施設B型に通い、1日3時間程度軽作業を行っています。

ご本人の将来を案じたご両親からご相談をいただきました。

早速ご両親から、出生から現在に至るまでの詳細な経緯や、20歳(障害認定日)頃、並びに現在のエピソードや日常生活の上での制限、職場での状況をお聞きし、お父様のお名前の書面にしたうえで、かかりつけ医に診断書の作成をお願いしていただきました。

出来上がってきた診断書を確認させていただくと、障害認定日当時も現在も日常生活能力の判定平均と程度は共に3−3であり、精神障害等級判定ガイドラインの目安に当てはめると2級に該当します。

一般就労は困難で就労継続支援を受けており、又、日常生活では様々な面で家族の配慮と支援を受けて、何とか在宅生活を送っている状況です。

発達障害は以下のような認定基準や仕組みで認定されます。
 

発達障害の認定基準

1級…発達障害があり、社会性やコミュニケーション能力が欠如しており、かつ、著しく不適応な行動がみられるため、日常生活への適応が困難で常時援助を必要とするもの

2級…発達障害があり、社会性やコミュニケーションの能力が乏しく、かつ、不適応な行動がみられるため、日常生活への適応に当たって援助が必要なもの

3級…発達障害があり、社会性やコミュニケーション能力が不十分で、かつ、社会行動に問題がみられるため、労働が著しい制限を受けるもの

 

精神の障害で審査される主な項目について

日常生活動作、即ち、

  1. 適切な食事
  2. 身辺の清潔保持
  3. 金銭管理と買い物
  4. 通院と服薬
  5. 他人との意思伝達及び人間関係
  6. 身辺の安全保持及び危機対応
  7. 社会性

の7つの項目についてそれぞれ4段階で評価しその平均と総合評価(日常生活能力の程度)の組み合わせで目安が立てられます。

上記を目安に働けているかどうかや生活環境(一人暮らしができているか)等を考慮して、総合的に判定されます。

 

この女性の場合、上記の認定基準認定の仕組みに照らし合わせて、障害認定日に遡っての2級認定の可能性が十分あります。一日も早い決定を目指し、精一杯サポートします。

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