自閉症の女性の障害基礎年金2級が決定
阿部 久美のブログ

昨日、年金事務所で私が請求をサポートさせていただき6月初旬に障害基礎年金の請求を提出していた案件の、審査進捗状況を確認してきました。9月26日付で2級の障害基礎年金が決定していました。
初回の年金支払いは11月15日の予定です。
この女性は幼少時より「癇の虫」が強く、ちょっとしたことでも我慢できなかったり、真っ暗は部屋に1人でいることが多かったと言います。3歳児検診で保健師に相談し児童相談所を相談してもらい受診。自閉症の診断を受け4歳の時に療育手帳B2を取得されています。
小学校、中学校は特別支援学級で過ごし、高校は特別支援学校に通学、2年時より就労トレーニングを受け、卒業後は、就労トレーニングを受けた会社に障害者雇用制度を利用して、1年更新のアルバイトとして就労されています。
特段通院や治療を必要とする状態ではないため、精神科系のかかりつけ医はお持ちではありませんでした。
そこで療育手帳取得時や更新時に検査を受けた相談センターにお願いし、検査結果のコピーを交付して頂きました。そして、障害年金制度に理解の深い医師をご紹介し、診査にも同行させていただきました。
日常生活における制限や職場での状況については、お母様から詳細をお聞きし、書面にして診断書依頼文書と一緒に提出しました。
出来上がってきた診断書を拝見しますと日常生活能力の判定平均は3.85、程度は4で精神の障害判定ガイドラインの目安の当てはめると1級又は2級となっていました。また、就労状況についても「指導員の常時の見守りと指導の下、就労支援事業所スタッフの支援も得て単純反復作業を行っている。困ったり疲れたりした時は指導員や就労支援事業所スタッフに相談でき援助もしてくれる。又、適宜休息できる体制がとられている。意思疎通は困難で、他の従業員とのコミュニケーションは殆ど無い」と、非常に詳細に記して頂きました。
その結果、無事2級、そして期間も3年と比較的長い決定となり、私もホッと致しました。
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