心臓疾患で2級の男性が人工透析開始。1級への額改定に10ヵ月。
阿部 久美のブログ

かつて私が請求をサポートさせていただいた男性です。
重い心疾患をお持ちで、2級の障害共済年金が認定され受給しておられます。
同時に、かつては腎不全で人工透析を受けておられたのですが、腎移植され、腎臓の機能はやや回復されたので腎機能障害での障害共済年金は3級となり、こちらは支給停止としていました。
ところが、腎機能が再び悪化し昨年11月からは人工透析を再開されました。そのことをお聞きしたので、腎臓の診断書を作成頂き今年の1月末に額改定請求書を提出したところ、診断書面に不備があったとのことで2月に返送され、3月に追記訂正した診断書を再度送付いたしました。
爾来、5か月、何の連絡もなく8月20日付で、診断書に関する照会とともに診断書そのものが返送されてきました。診断書作成医への照会内容もありましたが、既にその医師は転出済みであり、その旨を共済組合に伝えると「現在の担当医が引き継ぎの内容やカルテ等から判断して記載して下さっても構いません」とのことでしたので、現在の担当医に経緯を説明した上で対処して頂き返送しました。
5か月間放置されていた理由を連合会宛書面で質問したところ令和元年9月5日付、全国市町村職員共済組合連合会 年金部長名で「…。現在、診断書等をお返しして内容の確認をする必要のある案件が多数発生しており、診断書等を受領した順番にお返しする準備をしているため、お返しするまでに時間を要してしまいました。」という書面が送られてきました。因みに連合会が診断書を受領したのが3月26日、返送したのが8月15日です。
何かを調査したり、どこかの専門家の意向を確認したりすることが必要な照会内容ではありません。
全国市町村職員共済組合連合会年金部年金審査課に業務処理が可能な体力、能力が果たして備わっているのかどうかが問題です。
10月24日付の文書で、1級11号と認定されたこと、そして12月支給分で請求月の翌月以降の差額を清算の上以降1級の障害基礎年金を支給する旨が通知されました。
共済の場合は、更にここからひと手間かかります。共済組合から日本年金機構に等級アップした旨が連絡(進達)され年金機構がそこから額改定の準備に入るのです。
因みに今朝、年金事務所で確認すると、まだ何の処理もされていませんでした。共済組合に確認すると既に進達済みとのことでした。このギャップがどこから生じてどれくらい続くのかを中止したうえで、公表していきたいと思います。
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