希少疾患の男性に1年がかりで2級への額改定決定
阿部 久美のブログ

私がサポートさせていただいて昨年11月下旬に障害共済年金の額改定請求を提出していた案件の請求人様から、2級の認定通知が届いたとのご連絡を頂戴しました。
2級の金額での共済年金の支給開始は12月14日を予定。2級への等級アップに伴い新たに支給開始される障害基礎年金の支給開始は来年になる予定です。それぞれ請求月の翌月に遡って清算・支給開始されるとはいえ提出から認定・支給開始まで1年以上を要したことには驚きを禁じえません。
この男性は血液凝固系の希少疾患で、3級の障害共済年金を受給されていました。この疾患は多方面に様々な症状が現れ、眼にも複視や視野障害と言った症状が現れたため、当初はご本人が目の障害の診断書とともに額改定請求を提出されましたが棄却。審査請求を提出された段階でご相談いただきました。その後、審査請求も棄却。
一方で、筋力低下などによる肢体の障害の悪化と多臓器障害による日常生活能力の低下が著しいため、その他の診断書を作成いただき、私が代理人となって再び額改定請求を提出しました。提出にあたっては奥様名で、日常生活上の制限を事細かに記し、一日のうち半分は就床状態であることを伝える文書も添付しました。それが昨年11月下旬です。
以来、審査担当医から診断書作成医宛に発せられた2度の照会に対応し、漸く、2級への等級アップの決定となりました。
ホッとはしましたが、それ以上に共済組合連合会にもサービススタンダードの概念を持ってもらいたいと痛切に思います。
お気軽にお問合せください。
障害年金は国の施しではありません。国民の権利です。
煩雑な手続きを代行し、権利を行使するお手伝いをしっかりさせていただきます。
どんなご相談でも承ります。お気軽にお問合せください。
お電話でも承ります
090-5146-8064
平日9時~18時