メニエール病では、どのような症状であれば障害年金がもらえるのでしょうか?
村田 博が答えるQ&A
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私は3年前にメニエール病と診断されました。
最近メニエール病でも障害年金がもらえると聞きました。
私は現在も正社員として勤務しておりますが時々めまいやふらつきの発作があります。
家事はなんとなく出来ておりますが最近は娘に頼ることが増えてきました。
メニエール病の障害年金の申請について詳しく教えてください。
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本回答は2020年12月時点のものです。
メニエール病の各等級に該当する障害の状態を一部例示すると、以下の通りです。
平衡機能の障害の認定基準
【2級】
四肢体幹に器質的異常がない場合に、
- 閉眼で起立・立位保持が不能
- 開眼で直線を歩行中に10メートル以内に転倒あるいは著しくよろめいて歩行を中断せざるを得ない程度のもの
【3級】
- 閉眼で起立・立位保持が不安定で、開眼で直線を10メートル歩いたとき、多少転倒しそうになったりするがどうにか歩き通す程度のもので、労働能力が明らかに半減しているもの
- めまいの自覚症状が強く、他覚所見として眼振その他平衡機能検査の結果に明らかな異常所見が認められ、かつ、労働が制限を受けるか又は労働に制限を加えることを必要とする程度であり、症状が固定していないもの
メニエール病によるめまいやふらつきのため平衡機能に障害がある場合は
上記の認定基準により判断されます。
また、聴覚の障害が併存する場合には、併合認定の取り扱いが行われます。
聴覚障害による障害年金の認定基準は以下の通りです。
聴覚障害の認定基準
【1級】
- 両耳の聴力レベルが100デジベル以上のもの
【2級】
- 両耳の聴力レベルが90デジベル以上のもの
- 両耳の平均純音聴力レベル値が80デジベル以上で、かつ、最良語音明瞭度が30%以下のもの
【3級】
- 両耳の平均純音聴力レベル値が70デジベル以上のもの
- 両耳の平均純音聴力レベル値が50デジベル以上で、かつ、最良語音明瞭度が50%以下のもの
- 一耳の平均純音聴力レベル値が80デジベル以上で、かつ、症状が固定していないもの
障害年金の申請について
ご自身で書類をしっかり準備したつもりが、症状に合った等級が認められないケースや、不支給となるケースが見受けられます。
このようなことを防ぐためには専門知識が必要となりますが、そうなると社労士に相談するか関連書籍を参照しなければなりません。
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